質問 組手はやりますか?

聖武館 江戸川支部のサイトには、型で空手を稽古しましょう。と書かれています。組手はやらないのか?という質問がありました。
答えは、あります。です。
しかし、フルコンや競技空手とは取り組み方が異なるため、通常の指導稽古でかける時間が少なく、やり方がちがいます。
もちろん、自主稽古で、時間をかければ多くなります。また、型に習熟していない参加者が多い場合、限りなく組手にかける時間がない状況になります。
その理由を以下に記します。
◼️型と組手とはどんなもの?
一般的に空手の稽古には、型と組手があります。型は決められた動きであり、組手は個人の資質にまかせた自由な動きです。 互いが補完しあい、どちらも空手の稽古には重要です。
◼️型とは?
先達がつくりあげた技の集大成として、決められた動きでないといけない型は、動きをかえてはいけないものです。正当な技を伝える手段が型になります。
◼️型は実戦に使える?
型をそのまま実戦に使うという考え方がありません。型は、実戦のシュミレーションではなく、実戦で使うための技を身体に覚えさせ、実戦に必要な心技体を鍛錬するものです。
島袋善保先生も、『頭で考えていては、実戦では使えない。心が定まらない。身体が動かない。毎日の型稽古で身体に覚えさせた技しか頼れない。』と言われます。
◼️なぜ、型じゃないといけない?
①基本稽古との違いとは?
繰り返して身体に覚えさせるなら基本稽古(聖武館 では PT1)でいいのではないかとも考える方もおられます。型の中には、突き、受け、蹴り、投げなどの技が、決められた演武線に最適な立ち方、歩き方で配置されています。つまり、様々な動きの中で技を出しながら鍛錬します。これは基本稽古ではできません。基本稽古は、型で出す個々の技の訓練として、繰り出す技の正確さ、早さ、強さを増すために用いられます。
②型の分解とは?
型の活用として行われる型の分解は、知っておけば、相手を想定し動きやすいくらいの意味で行われるものです。また、型の分解という名目で紹介される高度なものは、型で鍛錬された心技体を使った自由な動きになります。鍛錬された心技体がないとできません。型どおりの実戦の攻防などないからです。
◼️組手とは?
最後に、組手をどのように考えているかをまとめます。組手は重要です。しかし、その目的を理解して取り組む必要があります。
組手の目的は、相手との間合いの確認や、型稽古で感得した技の実戦的な確認として用います。
拳聖・喜屋武朝徳も『〜五体を鍛え、型に習熟したる後に試合にうつる』ようにと言われています。
しかし、現代では、組手も型も競技が行われます。競技空手の組手はポイントを取るため、フルコンではダメージを与えるためです。そのため、それぞれ決められたルールの中で勝つためのトレーニングが行われます。ここに沖縄空手が考える本来の組手との目的の違いがあり、稽古で組手にかける時間などにかかわってきます。
聖武館では、一本組手がよく行われ、型で感得した技を間合いをもった状態で繰り返し稽古します。また、聖武館でも、競技空手の試合に出るため、特別にトレーニングする場合もあります。
型と組手の目的を明確に理解し、稽古をすることが重要です。


以上、質問に対する答えを担当者として用意致しました。今後、改善のため、内容を修正する場合があります。


国際沖縄少林流 聖武館 空手道協会 足立支部江戸川 International Okinawa Syorin-ryu Seibukan Tokyo-Edogaw

沖縄の武術・手(ティ)首里手の流れを、頑なに変えることなく継承してきた少林流 聖武館の『型』を東京足立区、江戸川区で稽古でき、本場、沖縄総本部での稽古の機会も提供します。

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